30年前の天ぷら店での思い出「本物の椎茸とは…」

何度か来ている「天ぷら屋さん」に伺いました

カウンターが空いていたので直ぐに入れました。今日はコースではなく、お好みで天ぷらを頂きます。お好みメニューを見て冬の食材の「鱈の白子」「かに身」「牡蠣」を入れて数種類頼みました。沢山の種類の天ぷらを食べたいので、1人前2つの物は、1人前にしてもらいました。さらに、椎茸に詰めてある海老のすり身を入れないでもらえますか?とのわがままにも即答でOKしてもらえました。本当に感謝します。

椎茸の天ぷらには思い出があります

高校生の時に、母に始めて天ぷら屋さんに連れて行ってもらった際に食べた椎茸の天ぷらの味(風味)が美味しすぎて忘れられません。それから何十回と天ぷら屋さんに行ってますがその味に出会えません。そして最近は椎茸に海老のすり身を詰めて揚げるというのが定番となっているのか、椎茸のみを味わう為には「わがままなお願い」をしないといけません。

高校生の時に食べた椎茸の味に出会えない理由を2つ考えました

1つ目

始めて天ぷら屋さんに行ったので、ドキドキの思いが当時の椎茸の味を勘違い、または味の記憶がオーバーになっている。

2つ目

多分違うと思いますが、椎茸の栽培方法の違いです。

現在の椎茸の栽培方法は大きく分けて菌床栽培と原木栽培の2種類です

アナゴ天婦羅

椎茸の名前の由来は「椎の木」で育ったキノコという事ですが、現在はクヌギやコナラの原木で育てていて「椎の木」の原木で育てる椎茸の流通はほぼゼロの様です。と言うことで30年近く前に食べた椎茸は「椎の木」の原木で育った椎茸ではないかという推測です。高校生の時に行った天ぷら屋さんは、ご主人が代替わりしていますが、まだ現在も営業されています。今度里帰りをした際には、久しぶりに伺ってこの都市伝説的な話を解決したいと思います。

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